企業価値の向上にむけて
大手法律事務所に長年勤務したのち、独立開業して20年近くになりました。
この間、時代を追って変化していくビジネス環境に沿い、弊職の取り扱い業務も変遷を重ねて参りましたので、
ここにその概略を紹介させて頂きます。
《企業法務(コーポレート・ガバナンス・コンプライアンス)》
顧問先上場企業の法務問題の中心は、ガバナンスとコンプライアンスです。日常の法律相談の中で、法令順守はもとより、コーポレートガバナンス・コードに沿い、企業価値の向上に向けて業務執行にまつわる法務問題を中心に助言させて頂いています。又、昨今はTCFDなどESG開示とこれを支える事業体制の構築についてもアドバイスさせて頂いております。
《M&A》
アソシエートの時代から、30年余に亘り携わってまいりました。当初はデューデリジェンス、諸契約のレビューが中心でしたが、パートナーとなってからは、そのM&Aによってクライアントが求める企業価値の向上が達成できるかを検証し、目的遂行のための相手方企業との交渉にも参与しておりました。現在はM&AのFA(フィナンシャル・アドバイザー)の顧問として、年間10件~20件の案件に関与しております。
《ファイナンス》
証券会社などの金融機関への顧問業務を通じ、日本経済のバブル期から現在に至るまで、上場企業の海外資金調達からフィンテックなど、時代の要請に応じて幅広い分野のファイナンス案件を取り扱ってきました。
《不動産開発》
ファイナンスの一環として、企業の保有資産の流動化をはじめとして、企業の資産価値向上のためのプロジェクトに参与してまいりました。
《倒産・債権回収》
倒産の分野では、破産管財人を約20件、民事再生申立・監督委員を約15件担当致しました。また、この分野のノウハウを活かし、特に国内の解決困難な、あるいはクロスボーダーの債権回収も手掛けてきました。
今後もこの幅広い経験とニューヨークでの留学・勤務経験を活かし、皆様の企業価値向上のためお役に立てればと考えております。